記事「詩」 の 検索結果 48534 件
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おしゃべりな体たち脳が、 NOと言った。 能書きはそれぐらいにしな。 NO、NO、NO。 望みのないやつめ。 心臓が、 慎重に言った。 でも理知的ではなかった。 心中の生き残りみたい..
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寒い朝ジ-ンズの前ポケットに手をつっこんで 寒さにうちひしがれると 目は舗道に 舗道の端に積もった枯れ葉に 目の前を横切る枯れ葉のカサカサとなる音に 足元を引っかきまわすかぼそいささや..
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失くしたもの
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コンビニのまえで自転車にとびのった。 すこしよろけて。 コンビニのまえで缶コ-ヒ-を飲んだ。 ウエットス-ツを着てサ-フィンボ-ドをかかえた男女が通り過ぎる。 通りの向こうでバスを待つ老人が何度も..
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波紋波紋が広がる 幾重もの円を食いつぶして 風に揺らぐさざ波を蹴散らして 視線の残り香はいつもおきざりにされて とりのこされて というよりも 平穏さをとり戻して たと..
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11月のはじめの海水平線は補色を塗りあわせた暗みで そこから 海を囲いこむ半島の青みをおびた山稜を たゆとう船のマストのように見え隠れさせて 灰色と白の緻密なすじ状のまだらとなって 雲がうまれ..
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絡まった糸よそ見ひとつしないで 絡まった糸をほぐす 入り乱れて玉になって よじれてこじれて これはここを通ってこちらに それはここを通ってあちらに 爪と爪で 小さな輪をつくり 糸口を..
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夢のはざま夜明けには早い暗闇のなか、 いつも唱える。 夢を見よう 夢であることを半ば知りながら、 迷い犬になる。 オレはどこにいるのか。 部屋のおくは天井までの一面のガラス張りで、 ..
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男と女の時女には険があった。 銀杏返しの名残りのままに、 浮世をはかりにかけて、 小さくうそぶく。 いくつのものか 男には癪があった。 月代をさっぱり剃って、 髪を結い、 獲物を狙う。 ..
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柿の木熟した実を選んだ。 もう少し高く、 もう少し先まで。 気をつけて 柿の木は折れやすい ミチオがはるか下で叫んだ。 妙に顔が大きく迫って、 声がうるさく響いた。 ポケットはい..
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快楽の園不満の種をひとつまみ 雲の峰の内側の 生命の源泉になる切り込みに きっさきの鋭いスコップをたたきつけ 執拗に深く 深く掘り起こし そのポッカリあいた暗がりに 呪詛をこだま..
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参道にて参道に立つ まわりは緑の影と金色の光につつまれて こんなにも単純に鮮やかに二分されて わたしに選択を強いる あれかこれか あるいは あれもこれも けれどももう計算..