記事「詩」 の 検索結果 48605 件
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FUKUSHIMAへ床磨きのワックスがついてぬるぬるして、 揉み洗うのが面倒で、 バスタオルを切り裂いた雑巾をゴミ箱に捨てた。 ところがそれが、 両側に笹の茂った山道の上に落ちていた。 ちょうどハトの死骸に..
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あれでもなくこれでもなくいまなにを思いついたのか? いまなにをしようとしていたのか? コ-ヒ-カップからはゆらゆらと湯気がたち、 水の入ったグラスには水滴がはりついて、 ラワンの合板のカウンタ-はオレ..
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春爛漫に境い目のきしみをあげる この押し戸の真んなかで日の光をあびる はや花のおもては水滴をむすび ピンクの縮みになって なだらかに素肌に絡みついて オレを夢見心地にさせる おいで..
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男と女の時あたしの感受性は砕けて散った いつのことだったかもう記憶にはないけど どうしてだったかも思い出せないけど ぽっかり浮かんでくるのは ほんの小さいころ ひとりぼっちで部屋の片隅..
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日日是好日だらだら坂を行く 頂上の隧道まで クルマの排気ガスにまみれて 息が切れて胸を熱くして もうひとふんばり、もうひとふんばりと ペダルに力を込めて、かえってハンドルはとられ 向かい風が真っ向か..
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鳥よ鳥よ 羽ばたくがいい 高みに向けて飛ぶがいい 地上には黒い花が咲く 廃液の涙をながし 雲間の光にうちひしがれて 鳥よ さえずるがいい かん高いレクイエムを どうなってもいい ..
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混沌からおしゃべりを聞く。 被災地の映像に目をすえたまま。 吐く息が白くけむる。 それはたき火の煙だったのか。 目にしみて思わず流れる涙にちらついて、 避難所の一点に閉じ込めた光が虹..
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地震家が揺れた。 心も揺れておののいた。 揺れは止まりそうもないので外に出た。 出たけど歩けそうにない。 ドアにつかまったまま周りを見た。 電線が波打っている。 枝葉がザワザワと鳴っている。 ..
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ここではないどこかにここではないどこかに行こうとして お酒の手をかりて もがいたのに 目がむず痒くなる 弓型のまぶたにまつ毛の雨がそそぎ ゆっくりカサの黒い幕がおりてくる 頭がしびれてきて 持ち..
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ちょっとふらふらかなりドキドキ電子音で目が覚める。 寝つくのが遅かったのでまだ眠い。 あと5分、 見ていた夢のペ-ジがひらく。 はらりと一枚、 稲荷神社の幟にからまってよろけて老人が消える。 だれ どこへ行った ..
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あるがままにしなだれかかった葉が光と風になぶられてちらついて ちらちらと 地面の曲がりくねったなぐり書きを切れ切れのくぼみにして わたしのあったはずの意図をあざ笑う わたしはしゃがんだ..
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落として洗濯物と、 燃えるごみの入ったビニ-ル袋と、 ヨ-グルトを飲んだあとのコ-ヒ-カップをもって、 急な階段を降りながら、 少しめまいがして、 あるいはもの思いにふけって、 ついコ-ヒ-カップ..