記事「詩」 の 検索結果 48540 件
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さびしくときならぬ風に 銀色の空のきわみに向かって ピンクの花びらが舞いあがっていく するとわたしは落ちていく 落ちながら季節の紙片は翳りをおびて 薄い色調に..
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オレはノラネコオレはノラネコ。 いつも飢えている。 餌の前ではひたすら卑屈にふるまう。 甘えた仕草でヒトにすり寄るのはオレの十八番だ。 プライドがないわけじゃない。 それが処世術というものだ。 満腹にな..
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赤い花風が吹き荒れる 電線伝いに心を急き立てる悲鳴をあげて オレは寝ころんだまま夢想する たとえば 誕生日に贈るなら 赤い花 オマエの胸に挿そう オマエが小首をかしげたり う..
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忘れもの忘れものを取りに戻った。 ところが、忘れたものは何だったのか、 それを忘れた。 時のフィルムをほんの少し巻き戻してみた。 自転車で大通りをとばしていた。 街路樹のポプラの梢を..
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いさぎよい線いさぎよい直線を一気にひきたかった。 けれども、筆を持つ手は意のままに動かない。 スタ-トからゴ-ルまで、 空と海のさかいを分かつ水平線のように、 じっと見つめると、 たがい..
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夜にさまよう夜中に目を覚ました。 心が妙にざわついていた。 枕元のナップザックが目についた。 あすの朝早く出かけるはずだった。 けれども何ひとつ用意していなかった。 近くのコンビニに出かけた。 夜..
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ありがとうありがとう 夢に押しつぶされた影は地に倒れ 粗い粒子になって にじんでひろがり 思い出のどこに潜んでいたのかも あいまいになって もうわたしのもとを離れてしまったから 寄り添..
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長い夜ことばが乱れ飛ぶ町の、駅のホ-ムに立って電車を待った。 遅れているのだろうか。 到着時刻はとっくに過ぎているのに。 首筋から、 袖口から、 足元から、 ことばが容赦なく吹きこん..
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螺旋階段で自問自答の螺旋階段の かわりばえのしない 中空で すっかり疲れてしまって 足を止めても 見下ろせば 銀色のスチ-ルは霞にうすれ いかにも頼りなげで 目眩すらおぼえない 声をあげても ..
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まよいびとたわんだ電線をくぐって 夕日の赤い影になった鳥を追い かと思えば 舗道の灰色のプレ-トにこびりついた黒い塊に つま先をおしあて あなたは たゆたう風のままに 一歩を踏み出そうとする ..
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縄文式土器もどきある日思い立って、 縄文式土器もどきを野焼きした。 火が強すぎたのか、 それとも成形がぞんざいだったのか、 粉々に砕けてしまった。 所詮こんなものだ。 翌日、冷えたかけらをひとつ残らず拾い..
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冬の満月怖くないよ、 強がりでもかまわない。 精一杯、肩ひじ張って。 目を閉じると、 銀色の満月がくっきり浮かんでる。 ひとつだけ、 視力の衰えた右目に。 おそるおそる目を開けても、満月は消..