記事「詩」 の 検索結果 48541 件
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さあ、でかけようさあ、でかけよう。 冷たい小雨降る11月に。 束縛の乱れそめにしこの糸を、 ゆらぐ老い歯で噛み切って、 修羅を燃やすわけじゃねえけれど、 堪忍袋の緒をきって、 再出発としゃれこんで、 き..
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病院へ娘が退院する。 二つ目の駅で降りてまっすぐ歩く。 見通しのいい通りなのに突き当りにある病院は見えない。 通りは少しずつ登る。 ひょいと振り返ると今降りた駅舎を小高い森がおおう。 木々はお..
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空を見る空を見る。 悲しみのアルファベットがふりそそぐ。 たとえば鉛筆で未来をデッサンする娘、A。 無造作に暗雲をつぶす。 下方の藍色の森から名も知れぬ虫けらが飛びたつ。 その虫けらの銀粉をまと..
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注射左手の親指がしびれる。 第3頸椎が損傷してる。 2、3年前、ブロック注射でなんとかなだめてきたのに。 ブロック注射は首にする。 痛くはないけど気持ちが悪い。 あるとき、注射のあと先生がさ..
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10月の風窓をあけると10月の風がはいってくる。 ブログを始めて満1年である。 目標は、「なんとか一年は続けよう」だったので、何となくほっとしている。 ただ最後の数か月は無気力の沼にどっぷりつかってしまっ..
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サンポ空を見ながら歩いていたら、 デンチュウさんにぶつかった。 デンチュウさん、ごめんなさい。 雨上がりの空が磨いたようにきれいだったから。 デンチュウさんが応えてくれた。 ぼくこそごめんね。 ..
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どこからどこへぼくはどこからきて、どこへいくのか。 ぼくはぼくになるはずのセピア色の記憶をひもといてみる。 太古からの輪廻のほの暗い回廊にて、 ある日、生命が分割をはじめる。 雪のかけらは鈍く光って、はらは..
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ゴ-ルラインもうそろそろ重荷を解こう。 もういいころだ。 空にゴ-ルラインをひく。 すると雲がちぎれて舞ってちらばり、 白い粉になって落ちてくる。 ぼくは思わず顔をそむける。 頸椎がきしむ。 そのと..
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ホ-ムにてホ-ムに立つ。 目の前の待機線にいつも停まっている回送電車がなかった。 眼下に別のホ-ムの屋根がひろがる。 屋根に覆われた二両編成の海をめぐる市電がゆっくり動き、 やがて開いた遮断機を過ぎ、灰..
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朝焼け。生まれたままの色を、変えようとするのは生き物の悪い癖だよ。そう教えてくれるのは、いつもの神社の裏にある木だった。どう頑張っても生まれて来た物を変えるのは難しい。変えるなら自分が目立つ色の前に立..
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私はいる心をしずかに 今を夢みて 風をすいこみ 私はいる
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飴玉。棒のついた飴玉はこれ以上は進化しないのかな。棒を付けただけで、ただの飴玉はかなりの進化を得たと思うんだ。ぽっと口に入れただけで飴玉はどうなって行くのかは口の中でしか見れなかった。その飴玉に棒を..