記事「詩」 の 検索結果 48605 件
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どうでもいい晴れていた。 この分なら大丈夫だと思った。 天気予報は終日雨。 もどり梅雨の天気なんてあてになるものか。 蒲団を干したまま出かけた。 少し涼しささえ感じて、まるで秋の天気のようだ。 自..
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お気に召すまま悲しみにうちひしがれて 目抜き通りを曲がると 突風が吹いて 砂ぼこりがまきあがり 店ののぼりがはためき 広告板がクルクル回り ビルの 行き交うひとの 徐行する車の 四つ角を境に登りき..
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高校野球高校野球、全国大会の予選がはじまった。 とくにどこが勝てばいい、という贔屓はないが、 めったに見ることのないテレビをつけた。 特筆すべき選手もいない無名の両校の試合だった。 ワイルドピッチがあ..
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首の牽引頸椎からの腕の痛みが再発した。 週1の首へのブロック注射5回で、何年かおさえていたがまた痛みだした。 地元の病院へ行った。 型どおりレントゲンを撮って、型どおりの診断。 それでも神妙な面持ちで..
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たわごとこんな話を聞いた。 とるに足らないたわごとである。 いやだ もういやだ なにもかも 小雨のなか自転車で出かけたら大雨にやられた 茶色のズボンに黒いしみがいくつかできたと思ったら..
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灰色の海買い物帰りに海に寄った。 梅雨明けを待つばかりの海は、 空とおなじく暗鬱な色調をたたえ、 いましも重なり合って、 巨大な妖魔に変貌するかに見えた。 灰色の海..
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飲みねぇてやんでぇ。 飲みねぇ。 あしたの心持ちの悪さなんて気にするねぇ。 さっさと飲みやがれ。 おめえみてぇによ、体の心配ばかりしてたんじゃこの浮世、おもしろくねぇ。 はめをはずして体に思い知らせ..
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自己否定旧街道ここは自己否定旧街道。 杉並木の未舗装の道がくねくねと続く。 見上げると、茂る枝葉のすきまからわずかに青空がのぞく。 ひとづてに聞いた、 新道に至る四つ角に立てば、 迷妄のくもの巣をはらい、..
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梅雨の晴れ間に梅雨の晴れ間に洗濯をしよう。 昨日変えたばかりの下着も脱いで、 どんどん洗濯機に放り込もう。 ここぞとばかりに汚れものをひっぱりだして。 すると箪笥のなかから干からびた思い出がこぼれてきた。 ..
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小面スポットライトが壁に山を描く。 横にはしる仕切り線は山の麓だ。 麓のずっと下には空席がうかぶ。 まるいテ-ブルと簡素なイスが黄色い孤独をただよわせる。 唇にはさんだストロ-を吸うと、 溶..
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放浪六月の空を飛ぶ鳥を見上げていたら思い出した。 むかし放浪癖のある子がいた。 北海道でも九州でも行ってしまう。 もちろんお金は持っていないから無賃乗車だ。 ともかくじっとしていない。..
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凶器、あるいは翼赤い縁取りの銀色の翼が女の背からゆらゆらと燃え上がる。 男はその炎に巻かれそうになりながらも雨に打たれ、 驚きの同心円が数知れずぶつかりあってくだける川面を眺める。 女は橋げたに手をかけて男..