記事「詩」 の 検索結果 48605 件
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妄想のひらがなあ 宙に浮いた十字架がいかにも倒れそうで それでも磔刑の足のあたりにリボンがふんわりかけられて まるまって結ばれたところから互いにそれて斜めにむかい い 薄い三日月はおのれの分身をおのれ..
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夢の種ズボンのポケットをさぐっていたら、 糸屑にまみれた小さな種が出てきた。 何の種だろう。 庭の片隅にまいてみたら、 いつかかたい殻をやぶり、 子葉はやみくもに地上をめざし、 幼根は黒い壁に穴..
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悲しみの海へあなたの悲しみの深さをことばではかることはできない。 あふれるほどに波立ち、飛沫がかかるほどの悲しみでも、 はがねのように冷たくはねつける悲しみでも、 成層圏のはるかかなたから飛来して燃えて力尽..
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藤棚神社の池のそばの藤棚のしたに立つ。 無残な思いにとらわれる。 どこを見ても、芽吹きの気配すらない。 樹皮の薄緑の斑紋や銀色の傷はいたいたしく、 行き場をなくして息絶えたかに見える枝は内側を光に..
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あしたからあしたから仕事再開だ。 家を出ると舗道を眺め、樹木を眺め、空を眺める。 駅の構内では目を虚ろにする。 電車内では音楽を聴き活字を見る。 もちろんそうやってばかりもいられない。 ひととの苦..
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孤独今日も何か書こうと思った。 めずらしい。 寒いので頬かむりしていたいのに。 まるで何か悪いものにあたったみたいに心のなかを吐きだしたい。 テ-マは? 『孤独』 うん、らしい。 ひとり、よ..
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漂流漂流して3日目だった。 遠くに波頭から消えてまた波頭に立つ小舟が見えた。 最後の力を振り絞って、小舟にたどりついた。 やあ、助かったぜ。拾いものの命じゃあるけれど。 けれども誰ひとり顔..
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匂い桜夜、冬の雨が窓をたたく。 カ-テンを開いて外を見る。 三叉路に立つ街灯のよわよわしい光の束が、 銀色の粒子の煌めきをおとして小さな楕円形のみずたまりをつくり、、 せわしない心の鍵盤をたたく。 ..
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暗い淵底なしの淵に浮き沈みしながら 暗い葉かげからの声を聞く 手をのばして 息をととのえて 気力を振り絞って もう少しだけ ほんのわずかだけ顔をのぞかせて 羽ばたくように 体の力を抜いて..
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池畔にてほんのり赤みを帯びた薄紫色の首筋は陽にきらめいてよどみ、 そこからなだらかに蛇行して赤茶けた灰色のさざ波をたてる。 首のよどみは池畔をうかがいせわしなく向きを変える。 水平に傾けたとき黒目に、ぬ..
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冬の積乱雲冬の積乱雲が水平線の間近かにわきたつ かつてのざわめきをひきずって 獰猛な牙をむき出しにして ぐいと描く曲線の その境界に 銀色の濃淡をにじませて まるで突き放すように 威嚇するように ..
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底辺から敵は誰か、味方は誰か。 愛の鎖でつながった輪に亀裂を入れるものは、 太陽の恵みをうけた雑草のひとくれまでも、 先史時代からの怨念の炎に焼かれるがいい。 幼い子どもであろうと、腰の曲がった老人で..