記事「読書」 の 検索結果 44430 件
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高村薫 土の記 (上)(2016新潮社)奈良県・宇陀、三百年続く山間の旧家で、妻を亡くして一人で暮らす72歳の男の物語です。 東京生まれの伊佐夫は、関西の家電メーカーに就職し昭代と見合い結婚して上谷家に婿養子に入ります。上谷家は代..
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ゲイブ・ブラウン 土を育てる(2022NHK出版)副題は「自然をよみがえらせる土壌革命」。畑は耕すものと思っていたのですが、耕さない、土を起こさないという「不耕起栽培」という農法があるそうです。著者は、アメリカ、ノースダコタ州で2400万㎡の..
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積読 中村真一郎 王朝文学論 (4) (1971新潮社)訂正→道長の父親は兼家 『源氏』以後 『源氏物語』はその後の日本文学の伝統を決定した。 まず、次の世代の文学者たちは、一斉にこの作品に刺激されて、物語の制作に熱中..
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積読 中村真一郎 王朝文学論 (3) (1971新潮社)源氏物語 『源氏物語』が書かれたのは、10世紀末〜11世紀初めの摂関政治の時代、藤原道長、一条帝の時代です。藤原兼家の娘詮子が一条天皇を生んだため、兼家は摂政関白となって政権を握ります。嫡男..
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積読 中村真一郎 王朝文学論 (2) (1971新潮社)紫式部は『竹取物語』を「物語の出で来はじめの祖」と書いているそうです。『竹取物語』に始まる平安文学を教科書的に並べると、 910年以前『竹取物語』物語935年頃『土佐日記』紀貫之 成立時期不明..
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積読 中村真一郎 王朝文学論 (1) ( 1971新潮社)小説家で評論家でもある(あった)中村真一郎の平安朝文学論です。扱われるのは『竹取物語』『宇津保物語』『落窪物語』『夜半の寝覚』『浜松中納言物語』等々で、当然『源氏物語』がその中核をなします。積ん読消..
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ハルノ宵子 隆明だもの(2023晶文社)0.4% 隆明とはあの吉本隆明のことです。吉本は2012年に亡くなっており、1970年代に親しんだので(個人的には)全盛期は1960〜80年代の最早過去の人。《あの頃》には、三浦つとむ..
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先崎彰容 国家の尊厳(2021新潮社)始まりはコロナ禍による「緊急事態宣言」です。コロナ禍は2つの事実を明らかにしたと著者言います。1つは、戦後日本のアイデンティーである自由主義と民主主義(加えて成長主義、個人主義)が最早通用し..
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鮫島浩 朝日新聞政治部(2022講談社)「吉田調書報道」によって政治部デスクを追われた元朝日新聞記者の「内部告発」+自省の書です。著者は1994年に朝日新聞社に入社し1999年に政治部に移り、菅直人、竹中平蔵、町村信孝らの番記者とし..
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グレアム・グリーン ヒューマン・ファクター(2) (ハヤカワ文庫)続きです 亡命 6課の同僚デイビスが二重スパイを疑われて情報部によって殺され、南ア秘密警察のミューラーが登場したことでストーリーは動き出します。身の危険を感じるカースルはソ連側の連絡..
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グレアム・グリーン ヒューマン・ファクター(1) (ハヤカワ文庫)英国情報部MI6に30年勤めた二重スパイ、モーリス・カースルの話です。MI6の二重スパイというとキム・フィルビー事件があり、同事件を下敷きにしたエスピオナージです。タイトルが『ヒューマン・ファク..
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加藤陽子 それでも、日本人は「戦争」を選んだ(3) 太平洋戦争続きです。日清戦争、日露戦争は朝鮮半島をめぐる安全保障のための戦争で、第一次世界大戦もまた対中対米の安全保障のための戦争でした。満洲事変と日中戦争は、日清日露戦争で獲得した権益を護る戦いでした。で..