記事「読書」 の 検索結果 44440 件
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高橋和巳 散花 (全集 第三巻 1977河出書房新社)全集第三巻は7編の短編と脚本、ラジオドラマ各1編を集めたものです。そこから「散花」(初出「文芸」昭和38年8月号)。 「散花」は、敗戦が風化しつつある1963年、元特攻隊員と彼等を戦場に送り込んだ元..
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橋本大三郎 大澤真幸 ふしぎなキリスト教 ③ (2011講談社)続きです。やっと第三部『いかに「西洋」をつくったか』です。パレスチナの弱小民族ユダヤから起こったキリスト教が、世界的宗教に発展したことが最大の「ふしぎ」です。パウロが当時の国際標準だったギリシ..
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橋本大三郎 大澤真幸 ふしぎなキリスト教 ② (2011講談社)続きです。イエスには、史的イエス「ナザレのイエス」と、宗教上の「イエス・キリスト」があります。キリストというのは救世主ということで、「ナザレのイエス」を救世主と考えた信仰上のイエスが「イエス・..
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橋本大三郎 大澤真幸 ふしぎなキリスト教① (2011講談社)神も仏も信じていませが、「人間を惑わす」宗教というものが好きです(笑。世界を動かす「西洋」の根幹キリスト教を知れば世界が理解できる!、それに台頭著しいイスラムr世界も、というわけです。しかも新..
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木内 昇 櫛挽道守(2013年 集英社)中央公論文芸賞・柴田錬三郎賞・親鸞賞のトリプル受賞作です。 幕末の中山道の宿駅、藪原で櫛を挽く女性・登瀬の物語です。幕末の木曽の宿駅を舞台にした小説というと、藤村の『夜明け前』があります。『夜..
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木内 昇 漂砂のうたう(2010集英社)第144回直木賞受賞作です。御一新から九年、新政府は地租改正、徴兵令などで近代国家の衣を纏おうとしますが、東京市民は未だ江戸時代を生きている頃の物語です。根津の遊郭・美仙楼を舞台に、立番(客引..
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木内 昇 地虫鳴く 新選組 裏表録(2010集英社)『新選組 幕末の青嵐』の視点を変えた続編に当たります。 「新選組」は、池田屋事件(1864)の前と後で大きく変わります。長州の京都焼き討ちを未然に阻止した功によって、幕府、会津藩から感状と2..
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木内 昇 笑い三年、泣き三月(2011文藝春秋)『新選組 幕末の青嵐』に続き木内 昇、二冊目。 昭和21年10月20日上野駅から幕が開きます。戦争が終わって1年、一面焼け野原となったの東京には闇市が建ち、上野、浅草にはレビューの劇場が復活..
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佐藤友哉 転生! 太宰治 転生して、すみません (2018星海社FICTIONS)面白いと聞いたので図書館で借りてきました、借りるのが恥ずかしくなる様な表紙です。借りてから気づいたのですが、『デンデラ』の作者です。転生するのが太宰治ですから小説にもなるのでしょうが、漱石、鴎..
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木内 昇 新選組 幕末の青嵐「新選組」には、子母沢寛の三部作、司馬遼太郎の『燃えよ剣』『血風録』、浅田次郎の『壬生義士伝』などの名作が目白押し。時代劇ファンなら、新選組の成立から消滅まで大まかな知識はあります。この書き尽..
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高橋和巳 憂鬱なる党派 ② (1965-2016河出文庫)続きです。蹉跌 今では殆ど読まれることのない高橋和巳の思弁的な小説です。登場人物が思弁し、あるいは思想、主義と言い換えていいものに絡め取られて蹉跌し破滅する物語です。面白いことは面白いのですが正直..
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高橋和巳 憂鬱なる党派 ① (1965-2016河出文庫)私立女子高校の英語教師・西村は、突然職を捨て妻子を捨てて放浪の旅に出、学生時代の友人達の住む都市(大坂)にやって来ます。理由のない憤怒に駆られ、5年の歳月をかけた原爆で亡くなった36人..