記事「読書」 の 検索結果 44442 件
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大野晋 丸谷才一 光る源氏の物語 (下)上巻は予想以上の面白さでした。下巻から、若菜以下のc系に入ります。b系は源氏が准太上天皇に登り詰める成功物語だったわけですが、c系は、准太上天皇をピークとして源氏の人生は下り坂にさしかかります。【猫..
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嵐山光三郎 芭蕉紀行『悪党芭蕉』がめったやたらに面白かったので、『芭蕉紀行』です。たとえば、 朝おきてすぐ万年橋の錦絵を目の前におき、冷や酒をのみつつ見つめる。力まずにやわらかく見る。絵のディテイルに話しかけながらぬる..
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丸谷才一 大野晋 光る源氏の物語(上)小説家・丸谷才一と国語学者・大野晋が、源氏物語の秘密を解き明かす対談集です。丸谷才一が紫式部の同業の小説家として源氏を読み疑問を呈し、大野晋が国語学者としてそれに答え意見を述べると云う構成です。話..
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嵐山光三郎 「不良中年」は楽しい光三郎センセイによる「不良中年ノススメ」です。『悪党芭蕉』『文人悪食』がセンセイの力業であるなら、本書は筆のすさび余技です。本書が出版された2000年頃は「不良中年」がブームだったようで、15年経っ..
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笹本稜平 未踏峰笹本稜平は、映画にもなった「春を背負って」、「時の渚」「還るべき場所」に続いて4冊目です。この作家は本当に真面目、「希望は、待っていれば向こうからやってくるものではない。自ら闘って勝ち取るべきものな..
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鈴木明 維新前夜 ― スフィンクスと34人のサムライスフィンクスを背景に武士の一団が写った写真のインパクトは強烈です。本書は、この写真に触発された、幕府の「横浜鎖港使節団(1864)」にまつわるノンフィクションです。 当時、日本からヨーロッパへの航路..
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江川卓 謎とき 罪と罰同じ著者の『謎とき カラマーゾフの兄弟』と同様こちらも、ドストエフスキーが仕掛けたカラクリをロシア語と聖書を手がかりに『罪と罰』の謎を解きます。何しろ翻訳家にしてロシア文学者ですから博覧強記、その知..
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高村薫 四人組がいた。よもや高村センセイがこんな小説をお書きになるとは思いもしなかった、というのが正直な感想です。 旧住友銀行本店から金塊を盗み出す『黄金を抱いて跳べ』から『マークスの山』『レディー・ジョーカー』の重厚な..
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嵐山光三郎 悪党芭蕉嵐山光三郎は『文人悪食』を読んですっかりファンになり、『文人暴食』『追悼の達人』に続いて『悪党芭蕉』。いずれも、したり顔の文人の仮面を引き剥がす痛快な本です。今度は、俳聖・芭蕉の仮面を引き剥..
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沢木耕太郎 キャパの十字架ロバート・キャパ「崩れ落ちる兵士(死の瞬間の人民戦線兵士)」の真贋をめぐるノンフィクションです。 スペイン内戦で、共和国軍兵士が反乱軍の銃弾に倒れる瞬間を写した有名な写真です。人民政府がフランコ..
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浅田次郎 鉄道員(ぽっぽや)今更ですが、浅田次郎の『鉄道員』を読みました。 直木賞受賞作の「鉄道員」他7篇を集めた短編集です。『 あとがきにかえて「奇跡の一巻」』によると、長編『蒼穹の昴』脱稿の後、直木賞に落選の失意を埋めるた..
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内田百間 第一阿房列車「あほう」列車とは人を喰ったタイトルです。本のカバーに登場する百間センセイも、国鉄(JR)の制服姿で口をへの字に曲げて何とも人を喰ったようなお顔です。本の中身? →これも人を喰ったよう話が詰まってい..