記事「読書」 の 検索結果 44526 件
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『地上生活者 (第1部)』/李 恢成/講談社『地上生活者』とは、なんとも変わった題である。最初、小林多喜二の『党生活者』を意識した作品かと、直感として感じた。 作品の前半に、小樽文学館や小林多喜二などのことが繰り返しでてくる。やはり、『党..
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『マンガからはいる法学入門』/矢野達雄/「マンガからも学べるものはたくさんある」はっきり言って面白い。マンガから法学の素材を見つけ論じるという斬新なアイデアにも恐れ入ったし、取り上げられている内容も最高。 手塚治虫の「鉄腕アトム」から人権問題を考え、「ブラックジャック」..
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『二十四の瞳』/壷井 栄/「命を奪い、自由な精神を奪う戦争を繰り返してはならない」今日は60年目の8月15日。2000万人以上の命を奪った戦争。それだけではない。戦後も、後遺症や飢餓、ヒロシマ・ナガサキでの被爆、第2次被爆、などなどで、数え切れない人々が命を失った。 命が助か..
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『物質の宇宙史』/青木和光/「人間は星の子」私たちの体をつくる物質は、宇宙の歴史のなかでつくられてきた ビックバンと星における元素合成の過程をわかりやすく描いた宇宙史の入門書。最新の研究成果をも取り入れながら、ビックバンから物質の生成..
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『哲学と知の現在』/牧野広義なぜ学び、どう学ぶのか。著者は、はしがきで「哲学は人間と世界との理論的・実践的な関係を問うものであり、科学の知、社会思想の知、イデオロギーの知などとのかかわりを抜きに論じることはできない」と論じる。..
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『科学的社会主義の源泉としてのルソー』/高村是懿/「ルソーの人間論、人民主権論が、いま注目される」ルソーの『社会契約論』『人間不平等起源論』を読み解き、「現代の科学的社会主義の到達点にたって、ルソーを再評価してみようよう」とする試みの書。 ルソーの人間論、人民主権論の主張を現代の視点から解い..
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『近代国家を構想した思想家たち』/鹿野 政直/「過去の思想は未来へと続いている」岩波ジュニア新書を手に取るのは二冊目であるが、ジュニア新書とは何歳から何歳までを対象にしているのであろうか。大人にも読める内容も多く、少し疑問に感じた。 さて、本書は、明治維新前から戦前の思..
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『終焉の姉妹』/千田 夏光/「戦争がもたらした悲劇、長崎原爆投下を描くノンフィクション小説」戦前から戦中、長崎の原爆投下、占領軍の上陸、その後を描く大河小説のようなノンフィクション。この小説を、長崎の地で読んだ。それだけに鮮明な印象を受けた。 戦前、生活のために軍隊に志願した農家の..
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『学問のすすめ』/福沢諭吉/「福沢諭吉は真の平等主義者だったか」私はこれまでのいくつかの書評で、福沢諭吉の平等主義に疑問を示し、批判してきた。福沢諭吉を真の平等主義者とは思えないからである。 そんなこともあり二十年ぶりに『学問のすすめ』を読んでみた。やは..
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『1945年のクリスマス』ベアテ・シロタ ゴードン1945年、GHQの民生局に赴任したベアテ。1946年2月4日からのGHQ憲法草案を起草する25人の一人。 1946年2月1日に毎日新聞がスクープした日本政府の憲法草案、「その内容は、明治憲..
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『無限気流』井上文夫/『沈まぬ太陽』の主人公に捧げる小説日本航空の労務対策を正面から描いた山崎豊子の『沈まぬ太陽』がベストセラーになったのは何年前だったか。 それまで日本航空の労働者への徹底した差別はあまり知らなかった。そして、それを反撃した労働者の..
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『人類の進化史』埴原 和郎人類の進化の謎はまだまだ多い。最初の霊長類は6500万年前には誕生していたとみられる。しかし、そこからヒトとサルとの分岐がどこにあったのかは、いまだに謎であり、ミッシングリンクとされている。 ..