記事「読書」 の 検索結果 44526 件
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『波涛の果て 中江兆民の長崎』鮎川 俊介/「どうなるか、じゃなくて、どうするかじゃよ」長崎に到着した中江兆民。長崎に異国を視、フランス人から仏語を習う。長崎に留学する者たちとの交流から、少しずつ世界への視野が広がっていく。 亀山社中の坂本龍馬との出会いなど、青年・中江兆民の世..
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『戦争が遺したもの』鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二サブタイトルが「鶴見俊輔に戦後世代が聞く」。このサブタイトルどおり、三日間にわたって鶴見俊輔に上野千鶴子と小熊英二が、鶴見俊輔の戦中から戦後の話を聞きだす。 最近、鶴見俊輔、上野千鶴子に関心を持..
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『関東大震災』吉村 昭/「調査の緻密さに感心してしまいました」1923年(大正12年)9月1日の関東大震災を、地震科学、天災と人災の側面、人々の心理(朝鮮人虐殺)、権力者の動向(大杉栄虐殺)などを、体験者の証言を聞き取りながら多方面から描いている。 あ..
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『これだけは読んでおきたい科学の10冊』池内了編最近、自然科学に興味をもちはじめたが、何から手を付ければいいのか手探り状態。優れた本もあり、そこから触手を伸ばしていた。これまでにも参考になる本もあった。しかし、これほどやさしく書かれたものは珍しい..
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『近代日本の戦争をどう見るか』/大日方純夫/山田朗/大月書店/「近代の戦争から現代の戦争を考える」なぜ現代も戦争が絶えないのか。近代日本の戦争を解明しながら、現代の戦争を考えようとする書。政治的側面や経済的側面、様々な側面から明治維新後の近代戦争を分析する。「現代と戦争」シリーズの第三巻目である..
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『ピカソ』瀬木慎一/「ゲルニカ」=非人間的な暴挙への抗議スペインでは、テロ反対のデモに1000万人が参加したという。テロは絶対に許せない行為である。同時に戦争も非人間的な行為であり許せない。 今日14日はスペイン総選挙の投開票日だと聞く。アメリカのイ..
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『倫理学』 鰺坂真/上田浩/黒田治夫/山川学/世界思想社/「人間の自由と尊厳からみた倫理学」倫理学という言葉は堅苦しくて、なにか抽象的な気がする。しかし、本書は倫理という意味を提起しながら、人間の生きる本質に迫ろうとする。 ソクラテスからマルクスまでの倫理学の歴史をたどりながら、人..
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『波涛の果て 中江兆民の青春』鮎川 俊介ペリー来航から10年、17歳の中江兆民は幕末の状況をどう視たのか。19歳で長崎留学に赴くまでの2年間を描いた中江兆民の青春小説。 ペリー来航以来、内政の矛盾をはらんだ日本。激動続きの日本の中..
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『風の地平』能島龍三小学校の先生だった主人公は、軽度の障害のある一八、九歳の若者を教育し就学させるため山村での施設建設を実行しようとする先輩に共感し、学校を退職して山村の施設に行く。 まるでユートピアの世界を造..
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『千々にくだけて』リービ・英雄帯に「9・11を描く初の日本文学」とあり、迷わず購入した。心の中では「初?」と疑問を感じていた。山田詠美『PAY DAY!!!』で9・11が書かれているではないかと。 さて、著者はアメリカ人..
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『豊かさの条件』輝峻淑子いま日々の暮らしの中にきこえてくるのは、音をたてて崩れいく日本社会の、地底から噴出してくる不気味な地鳴りの音である。 「はじめに」の冒頭の言葉である。不気味な振動の中に巻き込まれていきそうな..
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『若者が《社会的弱者》に転落する』宮本みち子青年の就職難が社会的問題になっている。数年前まではフリターなどの言葉がもてはやされ、あたかも青年が自由を謳歌しているように描かれた。 しかし、現実はそんな生易しいものではない。就職したくても..