記事「読書」 の 検索結果 44527 件
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『小林多喜二の文学』/松澤信祐/光陽出版社/「虐げられた人のために生きた多喜二の青春」小林多喜二生誕100年、没後70年の今年、多喜二に関する本がそこそこ出版された。しかし、多喜二だけに焦点を絞った本は出版されず、少々落胆していた。 ところが11月末から12月初めにかけて三冊発売..
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『妹とバスに乗って』/レイチェル・サーモン/早川書房/「小説のような実話」小説と思って購入した本。帯には「映画のような本当の話」と書かれていた。えっ、実話なの?小説じゃないの?と思いながらページを開いた。 ノンフィクションというより、やっぱり小説のような文体、流れ。こ..
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『科学を読む愉しみ』/池内了/洋泉社/「活字中毒科学者の読書日記」科学者が書いた本を読むことはあるが、これほど何冊も読んだ科学者は池内了がはじめてかもしれない。著者は、科学のロマンだけでなく、科学の「正」の「負」の側面をしっかりと見据えながら、科学を語っている。 ..
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『日本映画の歴史と現代』/山田和夫/新日本出版社/「映画から思想を探る」100年を超えた映画の歴史、戦前から戦後、そして現代の映画を分析し、そこに生きる人間を探る作品。 「男はつらいよ」「ホタル」「たそがれ清兵衛」「もののけ姫」などなど、最近なの映画化はもちろん..
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『ヤンキー母校に生きる』/義家弘介/文藝春秋/「人間への信頼から何かが始まる」ここ数日、涙腺が緩みぱなしである。「不良少年の夢」続きというか、作者の北星学園余市高校での教師活動をいきいきと描いている。 熱い熱血教師とその生徒というような物語ではない。共に真剣に生きよう..
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『教養の再生のために』/加藤周一/ノーマ・フィールド/徐京植/影書房/「有意義な生き方をするための」教養とは何か。そんなことを問う学問があるとは想像もしなかった。本書は、東京経済大学21世紀教養プログラム発足記念講演会の記録を中心に、教養とは何か、教養がなぜ必要かを問うている。 「現代にお..
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『不良少年の夢』/義家弘介/光文社/「自由を探し求めて」テレビドラマ「ヤンキー母校に帰る」の原案。ドラマの出来は知らないが(テレビは殆ど見ないから)、著者の熱い想いが深く伝わってくる作品。 人間とは何か、その生き方、生きる意味、それを直球でぶつけ..
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『科学最前線ノート41』/池内了/新書館/「宇宙からニュートリノまで」宇宙、地球、生物、医学、エネルギー、物理学まで最前線の科学知識を41のポイントで書かれている。科学に対する知識の少ない読者にも、わかりやすく易しく書いている。 目次を見るだけで興味を惹く内容..
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『山本宣治(下)』/佐々木敏二/不二出版/「命を賭けた生涯」小林多喜二の「一九二八年三月一五日」は、特高警察による拘束者への拷問と非人間性を描いたことで一躍有名になった。しかし、この小説の発表より前に、命を賭けて帝国議会で政府を追及した代議士が存在した。 ..
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『山本宣治(上)』/佐々木敏二/不二出版/「治安維持法改悪に反対した唯一人の代議士」山本宣治を初めて知ったのは、西口克己の小説「山宣」だったと思う。その後、山宣の生涯を描いたものでは短いものしか読んでいない。本書は、上下巻として、山宣の生涯を本人の日記をも活用しながら鮮明に描いてい..
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『経済学の歴史に学ぶ』/福田泰久/清風堂書店/「本当に有効な経済学書とは」本屋には経済に関する本が山積みされている。しかし、多くの本は、今日の不況を国民の立場から解決する科学的な指針を示していない。本書は、過去の経済学の到達点や限界を示しながら、科学的な指針を示そうとして..
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『さらば外務省』/天木直人/講談社/「外務省の腐敗ぶりを暴露」前レバノン特命全権大使が書いた外務省の実態と、小泉首相の無知と無能ぶりを告発した本である。 新聞で、著者がイラク戦争支持を批判する建白書を政府に送り、それを原因として辞任したことを知った。外..